ソラリアプラザ1階イベントスペース「ソラリアゼファ」でのセッションをレポート。この会場は、他のステージとは違い、パフォーマンスが比較的少なくトークセッションメインの会場で、同じスペースには、VRコンテンツ「360°ホラー」や音楽の再生でミックスジュースを自動生成する「SQEESE MUSIC」など思考を凝らした出展もあり、トークセッション&エキシビジョン会場らしい構成でした。

去年は、惜しくもタイミング的に参加できなかったので、今年は参加して、噂に聞くごちゃまぜの雰囲気を楽しむ予定でしたが、当日は、他の会場をほとんど見れなかったのですが、1会場だけでも十分ごちゃまぜ感を味わえたような気がします。

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オープニングアクトを飾ったのは「TeamSurprise」。明星和楽のオープニングにふさわしい楽曲で、すぐに会場全体を盛り上げました。この次は、トークセッション「VRが引き出す音楽の可能性とユーザー体験」がおこなわれ、VRと音楽の親和性など、これからの市場の可能性について、未来を語っていただきました。

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トークセッション「福岡のお悩み相談室」では、福岡市美術館や福岡市科学館などのお悩みを大喜利形式で、解決する企画で、会場全体を盛り上げました。

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「ParaeleStripes」のパフォーマンスの後、ファッションショー from My Story では、ステージ上でモデル3名をヘアメイク。昨年までになかったパフォーマンス。個人的に大好きな企画で、最初から最後まで釘付けでした。

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中にはびっくりするくらいゆるいトークセッションもあり、その緩さにもびっくり。トイレに行って一人足りない状態で進行した「ホメたいクリエイティ大賞」。そして、最後は、地元の小学生が最優秀賞に輝き、ホメることで社会は伸びていく可能性を感じました。

この他にも驚くべきこともあり、こういうイベントは、時間が押していくことも多く、企画の時間が後ろにずれて、次の登壇者が待たされるってことが多いのですが、早く終わってしまったステージもあり、次の登壇者が自分の出番まで時間があると思い、オンタイムで進行する場面も度々ありました。

次のセッションやパフォーマンスの登壇者が到着していないため、しばらくステージに誰もいない、何もない謎な時間ができてしまうという現象が起き、ギュウギュウに詰まったステージ進行にとっては、参加者には良い休憩の時間となっていたとプラスに考えています。

さまざまなトークセッションやパフォーマンスが続き、最後には高島市長が登場するという不思議さと凄さ。

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直前の博多駅前での道路陥没事故の緊急対応のために、テレビ会議での登場ではありましたが、しっかりトークもおこなっていただき、忙しい状況でも出演していただき、本当にありがとうございます。

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音声のトラブルにより、しばらく通じなかったが、スマートフォンで音声をとり、なんとかセッションを行うことができ、いつもの市長の喋りも健在。

無事に音声が復旧してからは、陥没事故の状況や復旧計画の説明から、福岡でのスタートアップのこれまでとこれからについての話と、内容の濃いお話を聞くことができました。

08_市長の中継での出演したトークセッションの後、会場のラストはライブ。たまたま公園でストリートライブをしていたバンド「SPOW(スポー)」に声をかけて、飛び入りでパフォーマンスをやってもらう。こんなライブで終わる明星和楽って、素敵すぎます。ある意味ここが一番盛り上がったような気がします…

改めて、全体を思い出してみても、つかみどころがないイベントだった気がしました。それが、この会場にずっといたからなのか、明星和楽がそういうものなのかはよくわからないが、そういうところが個人的には好感を持てました。

きちんと調整して、しっかりした手順を踏まなければできないようなことや、参加していただけないような方が、参加しているにもかかわらず、どこか手作り感がある不思議さが共存するような独特の感覚を覚えるイベントでした。

そういう不思議なところは残しつつ、また、来年も面白いことが観れて、体験できるイベントになってほしいと期待しています。

現場からは以上です!

(レポート作成:長野 誠治氏)