アニメと音楽とテクノロジーとすれ違う場所

D-STAGE ライオン広場は「アニメスプレイ&テクノロジー会場」ということで、音楽、サブカルチャー、IoTをテーマに開催しました。 ライオン広場といえば三越、ソラリア、バスセンターの入り口となっている大変人通りの多い場所です。そういう場所にあえて人通りの少ない場所で面白いことをやっている人たちを連れてこようというという目論見があり、明星和楽の場を借りて実現することができました。

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ライオン広場ステージは大きくわけて2つのイベントを開催しました。

ヤミナベスクランブル

アニソンクラブイベント「ANIME Splay」によるアニメと音楽のトークセッション、DJリミックスワークショップ、チップチューンライブ、DJ

ANIME Splay
https://www.facebook.com/ANIMESplay.jp/

チップチューンアーティスト
MARU303
https://maru303.bandcamp.com/

Interactive Art Of Things

東京からIoTの楽しさを伝えるためにやってきたIoTエンジニアによる展示、トークセッション、実演

株式会社モンスター・ラボ テクノロジスト
篠原弘光
https://www.facebook.com/shanonim

ワンフットシーバス
田中正吾
https://www.facebook.com/seigo.tanaka

うこ
https://twitter.com/harmoniko

ヤミナベスクランブル

まずは「ヤミナベスクランブル」から当日の様子をお伝えしていきたいと思います。

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流行りのアニメの話から始まり、

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DJリミックス作成ワークショップ

ワークショップでは国民的人気アニメの主題歌をなんか踊れる感じの曲に変身させていました笑

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チップチューンアーティストMARU303によるライブ

楽器はなんとゲームボーイです!

※チップチューン(chiptune) は音楽ジャンルの一種であり、80年代のパーソナルコンピュータや家庭用ゲーム機(主にファミコン、ゲームボーイ等)に搭載されていた音源のような制約の多い音源をあえて用いて制作される音楽、またはそうした音源の音色を意識して作られた一連の音楽を指す。ニコニコ大百科 – チップチューンより引用

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チップチューンの作成講座

スーパーファミコンにゲームボーイがセットされておりそれで作曲しています。
聞いたことあるけど聴いたことないかっこいいピコピコ音に通りがかりの人も集まってきました。

 

Interactive Art Of Things

続いて、「Interactive Art Of Things」から当日の様子をお伝えしていきたいと思います。

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Fes x Connecting

展示された不思議なものたちツイートを拾って蠢めく造形物をリアルタイムに制作されていました。
裏ではさまざまな最新の技術が使われているそうなのですが、その動きはコミカルで一般の人には難しさを感じさせず、親しみが湧いてくるのが面白かったです。
骨格はストローでできているのでとても軽く、安全だそうです。

当日の様子を製作者の方がレポートしていますので、詳しくは「明星和楽2016というイベントでTokyo IoT Devチームとして展示してきました」をご覧ください。

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連動して光るオタク棒と猫耳

こちらも、その場で開発してました。

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心臓の鼓動を音源に演奏できる楽器服

福岡のコスプレイヤーさんに着てもらいました。コスプレイヤーさんが来られるまではマネキンが着ていたのですが、やっぱり実際にコスプレイヤーさんに着られてこそ作品が映えますね。

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ちゃぶ台を囲んでのIoTトーク

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現役アニメーターによる「アニメーターでもモテたい」プレゼン

ライオン広場ステージは終始なごやかなムードで進行していきました。「まじめにゆるくキャッチーに」今思い返すとそんな表現がぴったりかなと思う雰囲気でした。
他の会場と違いMCなども用意せず自分たちでゼロから組み立てていたので最初は手探り感がありましたが、ヤミナベスクランブルはラジオ番組形式、Interactive Art Of Thingsは座談会形式という形に慣れていきました。
いつもとは違うライオン広場の雰囲気でしたが、参加者にとっては「日常」であるコンテンツをいつも通りゆるく発信するというやりかたのおかげか通りがかった人たちも気軽に展示物への質問などをしているようでした。

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一番の収穫は参加者達がとても仲良くなったこと、普段やっているコトはもちろん自分が知らないジャンルと関わることは大事なんだなと改めて感じました。

普段仲間内でしかやらないマニアックな話を街角でやることで、いつもだったら受けられないような刺激をこの会場を通じて発信できたのではないかと思います。

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明星和楽が持っている「ごった煮感」が好きで、 今回、自分がお手伝いすることになりそれを目指そうと自分なりに会場を作らせてもらいました。音楽やアニメやテクノロジーと人の群れが交錯するカオスな空間。知ってるコト半分、知らないコト半分、未知を体験する経験、組み合わせる実践。まだまだその「ごった煮感」は進化できそうな気がします、 次回この空間がまたあるとすれば一見意味がわからないぐらいのさらにごちゃまぜなものを期待してレポートの締めとしたいと思います。

(レポート作成:Noguchi Kazunobu a.k.a. Fune 氏)